消費者金融に借入する理由は遊び金ではなく意外なものだった
消費者金融にお金を借りる、と聞くと、遊び過ぎてお金に困ったのだろうかとか、ギャンブルに手を出してスッたのではないかなど、ネガティブな印象を受ける。しかし、そういう理由でお金を借りていたのは一昔前の話で、最近の理由は違うという。
実際に消費者金融で融資を受ける際の審査書類には「どういう目的で融資を受けたいのか」という項目がある。そこにかかれる一番多い理由は、レジャーに利用する目的というものだそうだが、そのデータは曖昧なもので、ひどい時は融資側から「レジャーと書いておいてください」などの誘導があったりするという。こういう誘導を受ける人の融資の本当の目的は、他さyで借りている借金を返済するための借金なのだそうだ。しかし、正直にそれを書いてしまうと、上限10万円までしか借りられない場合があるのだそうだ。ゆえに、融資する側も多く融資できるようにするため「レジャー」と書かせるのだそうだ。
書類にかかれた利用目的とは別に、本当の、実際のところとしては利用目的はどのようなものがあるのだろうか。じつは、最近ではもっぱら借入目的が「その日の生活に充てる為」なのである。不足した生活費の補填である。しかも、遊び過ぎて不足したわけではない。家賃や食費など、家計にかかるお金に対して収入が足りないのである。だから、給料日前になると消費者金融に世話になり、終了日後に返済する。そういう生活サイクルを一か月の中で繰り返しているのだ。
また、二番目に借入する理由としては「交際費・付き合い」つまり自分の好きなことの為に使うのではなく、余裕を持って他人と付き合うための、いわゆる「見栄ハリ代」である。食べたいものを食べる為でもなく、買いたいものを買うわけでもない。付き合いで行く美味しいとも思わない居酒屋で支払うためのお金や、身に着けているだけで身の丈を評定されてしまうがゆえにスーツや小物にかけなければならないお金を、消費者金融から借金しているのだ。
日本全体で、ほとんどの人が、収入が少なく生活に困っているというのに、他者と付き合う時だけはそんな自分を見せたくないんだという、プライドの高さだけは持っているようである。そのためだけに借金をして自分を苦しめるなんて悲しすぎる。せめて借入するときには、本当に自分が欲しいものや、自分がしたい事の為にしてほしいと思う。