ATMで借入れ可能なキャッシングサービス…主に誰が利用している?
金融機関から借金をする、と聞くとなんだか重々しい雰囲気が出てしまうが、実際はかなり気軽なもののようだ。借金を気軽なものに捉えるようになったきっかけとして、ATMによるキャッシングサービスがある。
全国各地に設置されている、消費者金融のATM。そこを利用すれば、誰にも会うことなく、簡単な質問に答えるだけで審査を通した後、お金を借りることが出来てしまう。以前は対面で、担当に人にいろいろと答えなければいけなかったので、いくら担当の人が感じが良かったとしても、若干の恥ずかしさや緊張感がそこにはあった。しかし、ATMで融資を受けられるようになってからというもの、手続き上簡単になっただけでなく清セイン的にも気軽に借り入れることが出来るようになったため、利用者は激増したという。
ATMができてからというもの、利用者の年齢層はどんどん低くなっていった。消費者金融は割と高齢者が利用する物といったイメージは払しょくされて、今ではちょっとお金に困ったときの駆け込み寺のような感覚で利用する20代の若者が多いという。
これに拍車をかけるように、現在ではコンビニに設置されたATMでもキャッシングができるようになったため、いよいよ若者の借金をすることへの抵抗はなくなってきている。しかも、銀行ATMのような感覚でキャッシングができてしまうので、「借金」というより「持ち金」という風に勘違いしてしまい、不必要に引き出してしまう傾向にあるようだ。しかしながらATM利用によるキャッシングというのは、その便利さゆえに金利が高くついてしまう。そのことをよくわからないまま、お金の価値もろくに勉強できていない若者がどんどんキャッシングをしているような現状が拡がっている。
20代や30代の、なんでも楽して手に入れることが出来る世代の若者は、借金も楽して作る分、返済できなかったら簡単に自己破産の続きをやりかねない。このような人間が増えていったら、ン後の世の中はどうなっていくのだろうか。とても心配である。