借入前のシュミレーションは返済に失敗しないための必要条件!

何かを購入しようとして、借金やローンを組もうと思ったときに、みなさんは事前にシュミレーションをしているだろうか。このシュミレーションというのは、月々いくら返済する、といったような単純な返済計画ではなく、もっと具体的で現実的なものだ。

車を購入しようとして、100万円を借りるとする。月々5万円ずつ返済しようとしたら、約20回にプラス数回で完済できるだろう。「毎月5万円くらいなら返済し続けられるから大丈夫」と、単純計算でそう思うのは危険だ。

車を購入すれば、もちろん乗り続けるのだろうから、定期的なメンテナンスが必要となる。オイルを交換したりワイパーを取り替えたりなど、こまごましたものが交互にガタが来たりして、常に何かを修理しているかもしれない。そういったことを想定して、お金に余裕を持たせておかなければならない。また、今まで公共機関を使っていたものが車になると、ガソリン代がかかってくる。最近の燃油代はバカにならない。しかもどんどん高騰し続けている。

日々の諸経費だけではなく、車を持つということで保険をかけなければならない。そして、年に一度は維持費を支払わなければならないので、その時期にはまとまったお金を用意しておかなければならない。さらに、車検も待っている。このような経費とは別に、月々5万円を本当に払い続けていけるのかを考えなければならない。

しかし、あまりに余裕を持たせて月に1万円の返済を100回続ける、などという方法を取っていたら、利子が高くついていつまでたっても完済できないような状態になってしまう。こういったことを含めて、事前にシュミレーションが必要になるのだ。

いろんな意味で、自分の身の丈に合った買い物・借り入れをしないと、自分で自分の首を絞めてしまうことになりかねない。

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